今日は午後から出勤、家内が午前中に福岡へ出かけるので駅まで送って帰りに松永模型に寄ってきた。
新製品、来たばかりのタミヤの1/48 F-16CJ、これがスゴイ。
1/32のキットで一応内容は見ていたし、それのCADデータを縮小して作るんだから、基本的には余り変化は無いだろうと思っていたんだけど・・・・・・
見事に良い方に期待を裏切られました。
一言で言うと、1/32の情報量を1/48に凝縮すると、こんなにも密度感が出るのか? ってこと。
AFVの1/48の方は、色々とAFVモデラーから批判を受けているようだけど、このF-16に関しては、絶対に1/48の精密感の方が多くのモデラーには福音になるだろう。
金型分割もよく考えられていて、機首上面(B部品)とコクピット周り(A部品)の部品を換えて複座型や後部胴体の1枚(G部品)を換えればブロック15以前のA型ですら出せる構成に成っている。
インテークとエンジン周りが一枠(H部品)に成っていることからも、1/32同様にブロック30/32の発売は直ぐにでも可能だ。
キャノピーは透明とスモークが入っているのの2セット入って居るが、これは先行するハセガワのキットと同様。
外形的には、20年前のハセガワのキットと、然程大きな違いは無い。これはハセガワのキットの外形の捉え方が当時としては抜群だったからで、基本的に同じエアフレームを模型化しているのだから、どちらもスケールモデルとして素晴らしいってことになる。
ハセガワのキットでは基本的にはA型を模型化していたため、垂直尾翼付け根近辺のパネルの整合性がC型としては少し変(といっても、筋彫の彫り直しで容易に修正は可能)だったのが、このキットでは当然のことながらきちんと正しいC型に成っている。
総論はこれくらいにして、各パートを見ていこう。 ああ、興奮が収まらないよ。
【A部品】
胴体下面とコクピットフロアやコクピット周りの小部品。 インパネはHUD操作パネル部分が別部品で左右分割となっていて、これをインパネの上に差し込んで上にグレアシールドを被せる構成。
これまでのキットではグレアシールドが機首上面に一体モールドで、HUD操作パネル部分がインパネに一体モールドってのが当たり前だったけど、今回のこの構成ではHUD周りにちょこまかと手を加えるのにも有利だし、F-16ではブロック毎に大きく変わるインパネ、HUDとグレアシールドの変更点を再現するのにも有利。 これが-40や-30をコクピットまで再現するモデルの発売に期待を抱かせる部分。
胴体下面の枠の中にはガンポートのガス抜きが別部品で入っていて、スリットが綺麗に抜けている。 スリットの再現のために別パーツにしたのかも知れないが、結果的にはブロック15以前の型を出すことも可能としている。(今更A型が出るか否かは別として)
【B部品】
機首上面。 1/32やハセガワ1/72のF-2と同様に機首上面が分割されている。
【C部品、D部品、E部品】
武装、パイロン、水平尾翼、タイヤ、増槽など。 -9Lや-9Xのフィンも薄く綺麗に整形されている。このC部品は、HARMの入ったE部品と一枚で成形されていて、2枚入っているがうち1枚はシートとパイロット、操縦桿の入ったD部品とも一枚物として成形されている。
すなわち、キットには、 CDEの1枚とCEの1枚が入っているのだが、複座を出すときにはこれをCDEの2枚にすることで容易に対応出来るのだろうね。
【F部品】
垂直尾翼、フラッペロン、ベントラルフィンなど。
【G部品】
後部胴体上面から主翼正面が一体成形。 ブレンディッドウィングボディの表現も良好で、ハセガワのキットでは主翼と胴体の分割部分に組み立て方によっては段差が出来やすかったのだが、組み立てやすさに大きく貢献している。
【H部品】
MCIDインレットとF-110エンジンのノズルなど。 P&Wエンジン搭載機を出す時には、この部分の一枠が変わるのだろうね。
【J部品、K部品、P部品】
J部品は胴体下面の増槽、ECMポッドに脚収納部など。主脚収納部のモールドに付きだしピンの跡が有るのが惜しい。何とかなるかな?
K部品は膨らんだ脚カバーと主脚。これも早期のタイヤの小さいブロックの機体では、差し替えされる部品だろう。
P部品は左右レドーム。ここだけは、正直なんで分割、しかも左右分割なのか少し意図不明。 ライトニングストリップのモールドを入れる為かな?
【L部品、N部品】
透明部品。 N部品は風防でスモークの入ったものと透明のものが各々1セットずつ入っている。 L部品は機体各所の細々とした灯火類。 これまでのタミヤだと機体表面にムクの一体モールドだったろうところが、透明化されていて、ディティールアップの手間を大幅に省いている。
【デカール】
5AFの司令官機”WW”、52FWの司令官機”SP”、それに20FW79FSの垂直尾翼に大きく虎を書いた”SW”の3機分。 残念ながらいつもの国産デカールで、カルトグラフではない。 でもF-16は別売りデカール一杯出ているし、付属デカールも中々派手なマーキングなので、うるさいことを言わなければこれで十分。 塗装図はこれまでのタミヤ1/48シリーズと異なり、原寸図では無いが、ほぼ1/72に成っており、多分150%拡大で原寸図になるだろう(まだ試して無いけど)
色々と書いてきたけど、キットに込められた情報量はホントに多い。 成形の都合でプラが少し厚く成ってるところなどを、薄いところは薄く、シャープな所はシャープに基礎工作を丁寧にやっていけば、シートベルトバックルなど若干の例外を除いてはエッチングもレジンも必要無いだろう。 追加するとしたらファインモールドのF-15/F-16用シートベルトセット位か。
Recent Comments