無い袖は振れない
今、火曜日の日勤、木曜日の日勤当直と土曜~日曜日日勤と外勤に出ている.大学には月・水・金に行っている.
木曜日の日勤当直は諸事情により心に大きなストレスを感じ、金曜日はどうも鬱の度合いが強い様に思う. 先週は化学療法学会に行ったのだが、京都へ向かう途中でそこから携帯にTELが有り、そのことで自分の頭の中で「シネシネ団」が5日ほど暴れまわっていた.
ま、一言で言うと、そこの院長の方針とパーソナリティが苦手ってことなんだけど.
大学病院等の勤務医の収入は、30年前と比べ額面ベースで殆ど変わって居ない.
自分が免許を取るよりもずっと前の時代は、勤務医と製薬企業等の癒着(接待)が凄く、学会への旅費も宿泊費も食事代等も、学会費も企業持ち、更にその企業の製品の使用経験と言った演題では個人のフトコロに入る献金の類も在ったと聞く.
勿論、今はそんなものは無い.
有っては成らない事態から正常化しただけなのだが、いわゆる「同門の開業医の先生」といわれる類の方々の中には、その頃の感覚のままの方も少なく無い.
30年前と比べ、物価は上がった.これは間違いない. ギャラは変わらないか寧ろ下がった. 様々な役得は(それが正しいことか否かは置いといて)無くなった.
結果として勤務医の経済的な待遇は、この30年、下がりっぱなしだったのではないだろうか. 更に、インフォームドコンセントや技術の進歩に伴う治療の高度化から、入院患者の重症度(=人手を要求する度合い=仕事量)は格段に増している.
待遇は下がり、仕事量は増大し、マスコミからは30年前のイメージで叩かれる.こんな仕事を誰がしたい?
臨床研修医の大学離れ、メジャー科(内科、外科、小児科、産婦人科といった生命に直結する診療科)志望者の減少は必然だ. メジャー科の中堅層の「パンデミックのような」離脱も必然だろう.
でも、「心が僻地」の土地の首長や同門の先生方は医局に医者をクレクレと要求するのみ. 「無い袖は振れない」と言うことを認識出来ないんだろうか?
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Comments
こんにちは、AGGさん
少しずつ現世に戻ってきてられるようで、嬉しく思います。
勤務医の給料ってそんなに高くないのですか。
私たちのイメージから言うと、どちらにせよお医者さんは「高給取り」というイメージしかなくて、「いいよなあ」という羨望の的でしかありません。
仕事の内容や給料、勤務形態など、詳しいことは何も知らずに私たちも勝手な思い込みしてるだけなんですね。
興味深く読ませていただきました。
また、このような話で恐縮ですが、
若い頃からずぅっと生理不順だったのが、数年前に漢方薬を始めたことがきっかけで正常に戻り、自分の体のリズムを初めて知ることができました。
健康管理って自分で自覚してするしかないのだなあとつくづく思いました。
Posted by: きらら | Friday, June 02, 2006 at 09:16
>きららさん
おかげさまで、作業療法をやってると無心になれて精神状態も良くなる様です.要らん事を考えないですから.
勤務医の給料・・・額面だけで言うと、低くは無いです.どっかのサイトに出ていた平均値では高校の先生と比べて年収で50万位多いのかな.
ただし、時間給で考えると、特に大学勤務等ではコンビニバイトに負ける事も有ります. 僕の場合で、時給を計算して週40時間労働相当にすると年収400万弱です.
やがて40に成ろうとする、国家資格を有する大学院卒専門職の給与としては多くは無いですね.
Posted by: AGGRESSOR | Saturday, June 03, 2006 at 01:08